2009年にスタートした民間の資格で「はちみつ」に関するスペシャリストを認定する資格です。基礎・初級講座を受講後に課題提出・検定試験の合格をもって資格取得となります。詳しくは→はちみつ資格とは?
できません。講座をすべて受講することが受験資格になります。
また、中級講座(講師資格取得)を受講するには、まず基礎・初級講座を受講して合格することが必要になります。
■基礎・初級講座
郵送提出する筆記試験は、しっかり授業を聞いていれば合格できる内容です。合格率は約95%です。
■中級講座
筆記試験・テイスティング講座開催の実習試験の2つがあります。講師として活躍するために必要な知識や応対ができるかが合格のポイントです。そのため何度も練習して試験に臨んでください。合格率は約60%です。
いずれも試験は80%の正答率で合格です。不合格の場合は、別途再試験料が必要です。
資格は3年ごとの更新制です。更新手続きを行うことで継続していただけます。
■はちみつアドバイザー(基礎・初級 合格者)
はちみつ販売店や、はちみつに関する知識をいかしたメニュー開発、カフェ経営にご興味のある方は、カフェのコンセプトづくりなどに知識を応用していただくことができます。また、エステ店や美容室など美容業界で、はちみつの知識を生かしている方もいらっしゃいます。
■認定講師(中級 合格者)
はちみつセミナー、はちみつを使ったワークショップなど開催することができます。
企業や店舗などから講師派遣依頼があった場合、協会からお仕事をお願いする場合もあります。
人によって1000〜2000と言ったり、花の数だけと言ったりまちまちです。食べて楽しむことができる種類は1000種くらいが目安のようです。
セイヨウミツバチは、「訪花の一定性」といって、同じ花の蜜を採りはじめるとその花の蜜が終わるまで通い続けるという性質を持っているので、一種類の花のはちみつができます。採蜜方法の工夫によって単一花蜜をとることができます。このおかげで、花の種類によりいろいろな味、香りのはちみつが楽しめます。
結晶するかどうかは、はちみつの品質とは関係がありません。また何かを混ぜているから結晶しないという訳でもありません。結晶化しやすいかどうかは、はちみつ中に含まれるブドウ糖と果糖の含有量で決まります。
はちみつの結晶は、保存温度が下がったときに主成分のひとつであるブドウ糖が過飽和状態となり、結晶が分離した状態になったときに生じます。ブドウ糖は結晶化しやすいため、ブドウ糖を多く含むはちみつが結晶化しやすくなります。逆に、アカシアはちみつのように、果糖が多いはちみつは、結晶しにくくなります。
約2年と表示されているのが一般的です。ただ、はちみつは非常に殺菌力が高いので腐ることはありません。エジプトのピラミッドから発見されたはちみつが腐っていなかったという記事が、ナショナルジオグラフィック誌1913年9月号に記載されています。しかし、長期保存するとき、ふたがきちんとしまっていないと水分を吸収し、おいしさが失われてきますので開封したらなるべく早めに使いきりましょう。
はちみつと砂糖のカロリーを比較すると 砂糖(上白糖)391kcal/100g, はちみつ329kcal/100gと62kcalも少なく糖度はほぼ同じです。※
ですから同じグラム数で使えばカロリーオフになります。ただしはちみつのほうが比重が大きいので砂糖の約半分の量(砂糖大さじ1=はちみつ小さじ1強)を目安として使ってください。美味しいからと言って食べ過ぎればカロリーオフにはなりませんのでご注意を!
※参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
乳児ボツリヌス症の予防のためです。
ボツリヌス菌は芽胞の状態で土壌・河川・海洋に広く存在しています。まれに、はちみつの中にボツリヌス菌が混入する場合があるため、腸内細菌が少ない生後1歳未満の乳児は、はちみつを避ける必要があります。市販のはちみつ裏面に「1歳未満の乳児にはあたえないでください」と表記されているのはそのためです。
大人は腸内に大腸細菌叢があるため、ボツリヌス菌に対して耐性があり1歳を超える乳児になるころには正常な大腸細菌叢が形成されてくるので、芽胞からの発症はなくなります。1歳以上になり、腸内環境が整ってからはちみつを楽しんでください。
また、ボツリヌス菌(芽胞)の耐熱性は120℃で4分とされており、通常の過熱や調理では死にません。はちみつ入り飲料やお菓子などの食品も1歳未満の乳児には与えないようにしてください。
■乳児ボツリヌス症とは
1歳未満の乳児がボツリヌス菌の芽胞を摂取すると腸管内で菌が増殖し、産生された毒素が吸収されて症状が発症します。症状は便秘が数日続き、全身の筋力低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等、筋肉が弛緩することによる麻痺症状があります。
マヌカは、ニュージーランドに自生するフトモモ科の木です。春から夏にかけて、白から薄いピンクの小花をいっぱいに咲かせます。 マヌカハニーで有名なのは、ワイカト大学のピーターモラン博士です。このはちみつの成分を研究し、医学的効果に関する論文を多数発表しています。このはちみつの抗菌力を示すのが、UMF(ユニークマヌカファクター)と呼ばれる指標。一般的な消毒剤であるフェノール溶液の希釈濃度と比較した数値です。またMGO(メチルグリオキサール)と呼ばれる指標では、殺菌力がある成分がどれだけ含まれているかと表しています。いずれも数値が高いほど抗菌力が高くなり、採れる量も少ないので価格も高くなります。
そのまま、パンに塗ってシャリシャリとした食感を楽しんでください。二層になって結晶している場合は、成分が分かれている状態なのでスプーンで全体を混ぜてから使うことがお勧めです。
結晶を溶かしたい場合は、使う分だけ取り分けて湯せんしてください。(一度結晶したはちみつは溶かしても結晶しやすく、何度も加熱することで色や風味が変わるためです)
1.はちみつは水分が20%もあるので砂糖より重く 大さじ1杯は砂糖9g、はちみつ21gです。ですから砂糖使用量の約半分と覚えてください。
2.はちみつの栄養成分の一部は60度を越えると減少してしまいます。なるべく調理の最後にはちみつを入れると良いでしょう。
紅茶、コーヒーも相性が良いですよ。使うはちみつを変えることで味わいも変わりますので、ぜひ試してみてください。
女王蜂のために働いているからオスと思っている方が多いのですが、実はメスです。1つの巣箱には女王蜂(メス)1匹、働き蜂(メス)、雄蜂(オス)がいます。
花の蜜だけではなく、花粉も食べます。若いハチにははちみつと花粉を混ぜたハチパンが与えられます。また、ミツバチは花の蜜をそのまま食べているわけではありません。はちみつの原料とするため、巣へ運んでいるだけ、と言えます。
はい。雄蜂は刺しません。蜂針は、輸卵管が変化したものなので、雌蜂しかもっていないのです。
一般によく見られる蜂の巣は、たいていスズメバチの巣です。スズメバチは肉食(幼虫がセイヨウミツバチを食べたりします)のハチなので、はちみつは作りません。スズメバチの中には果物や、ジュースなどをあさるものもいます。くもの巣にかかった昆虫を横取りすることもあります。